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橋爪教授の宗教講義 「宗教的対話 橋爪大三郎 × 小室直樹」

製作：東京財団 「橋爪教授の宗教講義」 ホスト：橋爪大三郎 ゲスト：小室直樹（政治・経済・社会・法学） 本編は「パート2 宗教的対話」から収録。 ・小室直樹 主な著書「危機の構造」「ソビエト帝国の崩壊」「日本人のための経済学論」「数学嫌いの人のための数学」「日本人のためのイスラム言論」「痛快！憲法学」「論理の構造」ほか多数。宗教関連では「日本人のための宗教原論」など。 ・勤勉たる「日本教」とは何か？（対話で挙げられたポイント） 諸宗教は日本に入ると日本教になる。日本の仏教は戒律無き仏教である。 役人が宗教を作る国、日本。現実問題が優先され、宗教は二の次。日本での儒教は、宗教ではなく道徳。 日本国民の好みが一番大事。キリスト教では人間より神のほうが大事。 日本では人間の都合の方が神より大事。神や仏は、人間のために存在する。 表面的には神仏を尊重する。 ・行動規範のない日本人 行動を作り得ないところが日本鏡の特徴。 なぜイスラム教は日本に入らなかったか？ イスラム教は行動バターンが決まっている。イスラム教と日本教は正反対の宗教。 ・働く神、働かぬ神 日本は神話時代から主神自ら働いた。アマテラスオオミカミはまゆを育っていた。 ギリシャ神話では労働は懲罰だった。 窓際族のいたたまれなさ。定年の悲哀。日本人の仕事好きは宗教そのもの。 資本主義的精神の一端をすでに持っていた。 仏教や儒教が勤勉と関係ない（山本七平への反論） ・“空気”が支配する国、日本（「空気の研究」山本七平・著の分析） 空気が人間を拘束するようになる。神なき日本人は自分自身を拘束する。 三国同盟「事ここに至れば賛成せざるを得ず」、織田信長でさえ最終決定をしていない。 ・日本教キリスト派 禁止されるほど大きな影響を与えた。 キリシタンはキリスト教を理解していなかった。 キリストの絵は偶像に過ぎない。 ・日本教原理主義 ファンダメンタリズム 原理主義・根本主義。日本教がファンダメンタリズムに徹した。 宗教を徹底的に理解させること。キリスト教を勉強しなければならない。 ・関連書籍 「【新装版】日本人のための宗教原論　あなたを宗教はどう助けてくれるのか」小室直樹 https://amzn.to/3tSTUXZ 「「空気」の研究 (文春文庫) 」山本七平 https://amzn.to/3GPRfBT