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S63/1988/4/2Sat. 画像が粗くてごめんなさい。 ****************************************** 生まれてはじめての"オリジナル作品"その創作動機 宮崎駿監督語る 『月刊アニメージュ』S601985年11月号(徳間書店)より 宮崎駿監督初のオリジナル劇場アニメーションである「天空の城ラピュタ」。その創作動機を宮崎監督が語る。 ーいま、なぜ「ラピュタ」を作るのか・・・・・・。 宮崎駿監督は新作にかける情熱とエネルギーをさまざまなことばに変えて語ってくれた。話は、自分のマンガ映画への想い。ロケハンで会ったイギリス・ウェールズの善良な鉱夫たちのこと。前作「ナウシカ」を見た人から寄せられた反響。「ルパン三世カリオストロの城」ほか自作のことなど。なかから「ラピュタ」創作動機に大きく影響したと思われる話を中心にお伝えしたい。 <ひよわな日本の子どもたち> 「人間ていうのは状況によって変わると思うんです。いま、日本では人間が手前勝手になったり意地悪になったりしやすい状況なんですよ。とくに学校なんかメチャメチャですね。ラジオで聞いた話なんですが、いま中学生の生徒手帳の細目が軍隊手帳どころじゃないんです。着席は59秒以内とか。スカートは何センチとか。下校時間を過ぎて残る人は残業札みたいなのを胸に下げてなくちゃいけないとか。まるで囚人! 中学生が反乱起こすのはあたりまえですよ。 ここ数年さらにひどくなっていますね。生徒のあいだで起こった反乱が抑圧されて、どの方向にいくかというと、いじめのほうにいくんです。どんどん陰湿なほうに隠れたほうにいくんですね。 これも何かで読んだのですが、登校拒否している子をいじめた生徒が5~6人、無理やりその家に行って登校拒否はまずいからとその子を引っ張り出してくるんです。 で、逃げちゃうからって手錠で教室につないであったんです。ほんとの話ですよ。罪悪感なしにこういうことをやる子たちが出てきたんです。 ~続きはコメント欄を参照下さい~