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【ルームシェア】どこ気にしてんだよって言わせる【着眼点】

「え！？じゃあ来週のお仕事忙しくなっちゃうんじゃない！？」 君との記念日の為に有給を消化した僕に向けた第一声が、喜びよりも僕の心配だった。 その優しさが好きなところなんだけど、どこか寂しくなってしまうような 君はそういう人なのだ。 本当にどこを気にしているんだよってことが多い。 自分のことよりも、まず最初に人のことを考えて心配して 君じゃなければそんなにしてまでよく見られたい偽善者だって捻くれた僕は思うかもしれないけど そんな捻くれた人間でさえまっすぐ見つめてくれる人だから その善意に一切の他意がないことがわかる 他のことを全く考えずに、他者のことを考えるのだ。 君はそういう人なのだ。 そして、そんな世界一綺麗な人間を前にしても尚、自分のことを考える。 君が大好きだから、君が必要だから それ以外のことなんてどうだっていい もし、火事が起きたから もし、ゾンビが出てきたなら もし、世界が重大な危機に直面したなら そのどれもを放ったらかして、大丈夫なのか走って君のところまで行く。 僕と君の2人の世界には全く関係ない。危機に直面する奴が悪い。 真っ直ぐ見つめられても尚、捻くれた考えを貫き通す。 僕はそういう人なのだ。 だから、相性が良いのか 同族嫌悪の逆みたいな理論で、僕は君が大好きだし、君には僕がぴったりだと思う。 例え、そう思っているのが僕1人だけだとしても 僕たちはそういう人たちなのだ。 世界一優しい君の為に 世界一醜い僕が邪魔な物を 君が気にしすぎてしまうものを無視する。 この世界を見るのに、人間は何故か二つの目を持っている。 そしてその二つの目で何故か一つのことばかりしか見えないのだ。 だから、人は二人になろうとする。 一つの世界の 沢山に目を向ける為に どこを気にすれば良いかわからない世界で 誰かに気にしてもらう為に #板橋ハウス #ルームシェア #邪道