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浄土宗大本山善光寺大本願　信州善光寺

善光寺は、長野市中心部にあるお寺です。境内入り口から山門まで約400メートルある参道には商店や宿坊が並び、多くの参拝客で賑わっています。 本田善光という信濃国司の従者が都に上った折、難波の堀江（現在の大阪市）に捨てられていた仏像を信州にお連れして、皇極天皇元年（６４２）現在の善光寺の土地に遷（うつ）したのが始まりとされています。本田善光の名を取って「善光寺」と名付けられました。 境内には浄土宗の大本山の一つである「大本願（だいほんがん）」と天台宗の「大勧進（だいかんじん）」の２大寺院があり、２つの宗派によって護持・運営されています。 　　　　　　　　　　　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊ 【山門】 江戸時代中期の寛延3年（1750）に建立された歴史ある門で、国の重要文化財に指定されています。 山門に掲げられている額は「鳩字の額」と呼ばれ、「善」の1・2画目、「光」の2・3画目、寺の寸の部分に5羽の鳩が隠されています。 【本堂】　 本堂は創建以来複数回火災に遭い、現在の本堂は宝永４年（1707）に再建されたものです。間口約24メートル、奥行き約54メートル、高さ約29メートルの大きさを誇り、国内有数の木造建築として国宝に指定されています。 【お戒壇（かいだん）巡り入口】 本堂地下の暗闇を本尊下まで進みご縁を結ぶことができます。 　　　　　　　　　　　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊ 本堂の奥にある鳳凰と龍の二枚の金襴の戸帳が懸かるところ（瑠璃檀）に秘仏のご本尊「一光三尊阿弥陀如来像」が安置されています。 善光寺では７年に一度、秘仏であるご本尊様のお身代わりとして、同じお姿の「前立本尊」を本堂にお遷しする御開帳（ごかいちょう）が行われます。 ※日程等の詳細は善光寺HP（　https://www.zenkoji.jp/　）をご覧ください。 日の出とともに本堂で始まる「お朝事（あさじ）」（朝のお勤め）は、昔から毎日欠かさず行われています。お朝事の前後には、お導師が参拝者の頭を数珠で撫でて功徳（くどく）を授ける「お数珠頂戴」もあります。