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陽人の法話：全ての響きに意味がある

陽人の法話：全ての響きに意味がある 約1か月半ぶりに法話の随想録をお届けいたします。 先日まで一絃須磨琴保存会の動画を12日間に渡り配信いたしました。 沢山の方のご協力の元、一絃須磨琴の魅力を発信できたことに 大きな喜びを感じております。 そして、ご覧いただきました皆様よりコメントをお寄せいただき 本当にありがとうございました。 一絃須磨琴は須磨に古くから伝わる伝統楽器ですが、 創始者は在原行平卿です。 在原行平が帝の勅勘を被って須磨に流されたとき、 一枚の板で一弦の琴を作り、そのお琴を弾いて自分の心を慰めたのが 須磨琴の始まりと言われています。 それから栄枯盛衰あり、江戸時代に河内の国に覚峰阿闍梨という 偉いお坊様がいらっしゃって、幼少期に須磨琴を習われていたそうです。 大変才能があり、お琴の腕前も素晴らしかったそうですが、 家族の不幸があり、出家する身となってからは 仏道に専念されるようになったそうです。 ある時、覚峰阿闍梨に来客があり、「もう一度お琴を弾いていただけませんか？」 という要望があってそれに応えた覚峰阿闍梨は 数十年のブランクを感じさせない素晴らしい音色を響かせたそうです。 そしてその噂が広がり一絃琴の復活へと繋がるのです。 覚峰阿闍梨はお琴の魅力に改めて出会い、 そして伝承していくことに残りの人生を賭けるのです。 須磨寺には覚峰阿闍梨が奉納した日本最古の須磨琴が宝物殿に展示されています。 このお琴をきっかけに昭和40年一絃須磨琴保存会が発足しました。 当時10人ではじめた一絃須磨琴保存会ですが、55年以上経ち 今では200人以上の会員様にご参加いただき活動を行っております。 この伝統ある楽器を後世にも伝えて行きたいという思いから、 一絃須磨琴保存会、最高師範である小池美代子先生の演奏を撮影し この随想録のチャンネルで動画配信させていただきました。 ご興味のある方はぜひ、一絃須磨琴保存会にご参加いただければと思います。 ■一絃須磨琴保存会 https://www.sumadera.or.jp/itigenkin/... さて、本日はお琴にちなんで、音に関する法話をお届けいたします。 五大に皆響きあり　十界に言語（ごんご）を具す　六塵悉く文字なり　法身はこれ実相なり 密教は法身説法を説きます。 法身とは大日如来様のことです。 この世の全ての音、響きは、大日如来様のみ教えなのです。 それを知らず、単なる音だと思っているところに我々の迷いがあります。 大日如来様のみ教えとは、救いをもたらす呼びかけです。 その呼びかけを受け止めるには、我々の心のあり方が重要です。 仏の言葉、真言を唱えることで、祈りの心が備わり、 如来の説法を受け止めることができるのだと思います。 真言の不思議な力によって仏様との加持感応が成就するのです。 【毎月、須磨寺にて法話をさせて頂いております】 毎月18日の10時からの護摩祈祷と写経会、20日と21日は11時半から奥の院にて、そして、21日は14時から護摩祈祷をさせて頂き、法話をさせて頂いております。 【須磨寺オフィシャルサイト】 http://www.sumadera.or.jp 【須磨寺 不動護摩供のご紹介】    • 須磨寺 不動護摩供のご紹介   【須磨寺「須磨の火祭り ～柴燈大護摩供　火生三昧火渡り修行～」】    • 【須磨の火祭り ～柴燈大護摩供　火生三昧火渡り修行～】大本山 須磨寺   【須磨寺：四万六千日 みあかり観音 灯明会】    • 須磨寺：四万六千日 みあかり観音 灯明会   【須磨寺音楽法要祭「夜音2017」】    • 【須磨夜音2017 Official Movie ～真言宗と天台宗 平安の...   【経木供養所「八角堂」落慶法要：大本山 須磨寺】    • 経木供養所「八角堂」落慶法要：大本山 須磨寺   ■楽曲提供：小馬崎達也 Official site：http://www.mt8.ne.jp/~pangaea/ Youtube Channnel：   / pangaeamusicfarm   ＃須磨琴＃即身成仏＃法身説法#須磨寺 #お大師様 #弘法大師 #真言宗#縁日 #仏教 #法話 #須磨 #お釈迦様 #釈迦 #空海 #教え #神戸 #japan #kobe #suma #temple #tera #sumadera #hyogo #buddha #小馬崎達也