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老舗の青果卸が開いたスイーツ店　2024年9月10日に「つながる創成イースト」で放送

創成イーストエリアにある創業92年を迎えた老舗の青果卸。新しい事業にも積極的に取り組んでいます。 札幌市中央区北3条東8丁目にある「相川商店」。 土曜日に訪ねてみると、恒例の「土曜市」が開かれていました。 15年ほど前から続いていて、地域の皆さんにもすっかりおなじみです。 土曜市はどのようなきっかけで始めたのでしょうか？相川太史さん「せっかくこういった場所で青果卸をやっているので、皆様に買っていただけるような場所を作ろうということで、 私の祖父が始めて、私もここ、苗穂・創成イーストで生まれ育っているので、ここに住まわれている方がここの地域に住んでよかったなと思ってもらえるような店が一つあると、それの一つになれたらいいなと思って取り組んでいます」 相川商店は、1932年に創業しました。屋号の「カネハチ」は、創業者が「8円」を元手に開店したことが由来だそうです。ちなみに、当時のコメ１俵の値段が、8円前後でした。 青果卸としては、道内外のホテルや飲食店、学校給食向けなど、およそ700軒の取引先に日々、新鮮な青果を届けています。 仕入れ先も北海道の市場だけではなくて、東京の大田市場と豊洲の市場からも、全国から荷物を集めて、客様のご要望に応えられるようにしています。 "相川さんは、保険会社勤務を経て、築地の仲卸などで修行した後、2021年に入社。当時は、コロナ禍で創業以来最大のピンチを迎えていました。 コロナの時は、売り上げ自体が2割くらいになりました。 取引先の飲食店などが軒並み、休業を強いられたためです コロナ禍の苦境で事業のもう一つの柱にしようと、2022年にオープンさせた八百屋は、会社から歩いて7～8分のＪＲ苗穂駅近くにあります。 日常的によく使う野菜のほか、一般的なスーパーでは見かけない、珍しい野菜も取り扱っています。 八百屋の奥にはスイーツ店が！　 「どうしても捨ててしまうものとかが野菜・果物で多くてですね、何か形を変えて新しく価値を出せないかというところから、彩り鮮やかなケーキを作れば青果卸ならではのお店ができるんじゃないかと」 この店ならではの一品が、アップルパイ。個性的な見た目ですね、元々はパイに包まれた形のものを売っていましたが、このスタイルだと一目瞭然で、青果卸ならではのアップルパイというところでこういった形に落ち着いたと言います。 素材そのものが際立つように、カスタードクリームも甘さを調整しながら作っています。