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2018中心市街地探訪122・・宮崎県宮崎市

宮崎県の南東部に位置し、面積644.61㎢、人口402,668人(2018.4.1)の中核市で、宮崎県の県庁所在地。古くは初代天皇である神武天皇がこの宮崎で生まれたとも言われ、江戸時代は商人の町として栄えた大淀川河口付近以外の地域はほぼ農村だった。明治22年(1889年)の町村制施行で宮崎郡宮崎町が成立し、大正13年(1924年)には大淀町と大宮村との合併により人口42,920人(1924.4.1)の宮崎市が誕生した。近年では1998年に中核市に移行し、2006年には近隣3町、2010年には宮崎郡清武町を編入して現在の市域となった。 静岡県からのアクセスは、東海道・山陽新幹線で小倉まで行き、特急「ソニック」に乗り換え小倉から大分まで約1時間20分、さらに特急「にちりん」に乗り換え大分から宮崎まで約3時間40分。 中心市街地は、JR宮崎駅付近から橘通り周辺と大淀川の北側周辺を結んだエリア。 かつての美々津県は宮崎県の北部で都城県は南部に位置し、現在の宮崎市の中心を流れる大淀川はそれぞれの県境だった。宮崎県の誕生の契機となった両県の合併は、日向国の地理的中心であることから城下町でも宿場町でもない宮崎市に県庁を置くことになった。そのような歴史から、街を歩くと明治以降にできた新しい都市であるということが良く分かる。宮崎駅から高千穂通りを西に進むとオフィス街、橘通りに差し掛かった交差点付近には百貨店や商店街、南に進むと官庁街があり、それぞれがバランス良く配置されている。商店街を歩くと一定以上の人通りはあり、夜の歓楽街の賑わいも盛況で、百貨店のある交差点付近一帯は特に都会的印象を受けた。川越進がいなければ宮崎市は過去の県庁にとどまっていたかもしれない。分県運動こそ日向国に一つの県都を残した大きな功績だった。 【JR宮崎駅】01:56 日豊本線のほか日南線と宮崎空港線への直通列車が乗り入れ、1日当たりの乗車人員は4,883人(2015年度)。駅は2面4線の高架駅で、2階がホーム、1階に改札口や切符売り場などの駅施設のほか、観光案内所や駅ナカ商業施設の「えきマチ1丁目」が入り、東西自由通路が西口と東口を結ぶ。東口を出ると駅前広場の中央にはタクシーと一般乗降用スペース、東寄りには路線バス乗り場がある。表玄関である西口駅前広場の北側には高速バスターミナル、中央には路線バス乗り場と一般乗降用スペース、南側にはタクシー乗り場がある。 【えきマチ1丁目】02:40 店舗面積2,445㎡、東西自由通路を挟んで北館と南館からなる駅ナカ商業施設で、土産物店から飲食店など約30店が集まっている。 【宮崎科学技術館】03:31 世界最大級である直径27mのプラネタリウムのほか、宇宙をテーマとした展示施設で、1987年にオープンした。 【KITEN(キテン)】04:28 地上14階建て、延床面積19,068㎡の複合商業施設で、2011年10月にオープンした。1階から3階までに飲食店やコンビニエンスストアなどの店舗、4階から7階までがオフィス、8階から14階までのフロアにはJR九州ホテルが入っている。 【高千穂通り】05:02 高千穂通りの東側は、生命保険や銀行などの金融機関の支店や事務所が集まるオフィス街。 【あみーろーど】05:20 東西約230m続く商店街で主に飲食店などが集まり、商店街の西側にはボートレースの場外舟券売場「ボートレースチケットショップ宮崎」がある。 【宮崎日日新聞本社】05:57 【カリーノ宮崎】06:03 地下2階、地上9階建て、店舗面積12,356㎡の複合商業施設で、地下2階から地上3階までが商業フロア、4階から8階までがオフィスフロア、9階には宮崎県国際交流協会が入っている。以前このビルには百貨店の壽屋が営業していたが2002年に経営破綻により閉店し、2003年3月にカリーノ宮崎として再出発したという経緯がある。また、オフィスフロアの4階から6階には約500人が働くデルの日本法人のカスタマーセンターが入っている。 【宮崎山形屋】06:54 店舗面積16,493㎡、地下1階から地上7階までの本館と地下1階から地上6階までの新館のそれぞれを営業フロアとする百貨店で、2015年度の売上高は136億円。 【ボンベルタ橘】07:19 店舗面積24,537㎡、地下1階から地上8階までの東館と地下1階から地上4階までの西館をそれぞれ営業フロアとする百貨店。 【MRTmicc】07:40 店舗面積3,094㎡、地下1階から地上3階までを営業フロアとする複合商業施設で、ファッション関係の店舗を中心に、専門店やカルチャー教室のほか、4階から7階までのフロアには宮崎放送が入っている。 【アートセンター】08:25 地上6階建て、延床面積5,300㎡の文化公共施設で、橘通西三丁目地区第一種市街地再開発事業として2009年10月にオープンした。 【橘通中央商店街・橘通2丁目商店街】08:47 高千穂通りと橘通りの交差点である「橘通3丁目」交差点から南側へ、橘通中央商店街が約360m、橘通2丁目商店街が約310m続き、それぞれが片側式アーケードが設置されている商店街。 【アゲインビル】09:13 店舗面積4,147㎡、地下1階から地上2階までを営業フロアとする商業施設で、アゲイン専門店街のほか、地上3階にはレストラン、4階から6階までのフロアにはホテルメリージュが入っている。 【若草通商店街】09:36 東西約170m続く全蓋式アーケードが設置された商店街。 【一番街商店街】09:52 東西約150m続く全蓋式アーケードが設置された商店街。 【宮崎太陽銀行本店】13:54 【宮崎合同庁舎】13:59 【宮崎県庁(宮崎県)】10:52 宮崎県は九州地方の南東部に位置し、面積7,735.32㎢、人口は1,081,372人(2018.5.1)で、宮崎市、都城市、延岡市、日南市を含む9市、14町、3村で構成されている。明治4年の廃藩置県で延岡県、高鍋県、佐土原県と飫肥県が成立するが、その後、美々津県と都城県に再編され、さらに美々津県と都城県の一部が合併して宮崎県となった。明治9年から約7年間、鹿児島県に編入されたという時期もあったが、明治16年(1883年)に再び宮崎県が復活した。これは、当時の鹿児島県会議員で宮崎出身の川越進による分県運動の結果であり、現在の宮崎県を誕生させた最大の功労者として知られている。昭和7年(1932年)に竣工した県庁本館は、現役の県庁舎としては全国4番目に古く、2016年11月に国の登録有形文化財に指定された。 【宮崎法務総合庁舎】14:06 【宮崎県警察本部】14:11 【宮崎地方裁判所】14:17 【中央通周辺(歓楽街)】14:22 【宮崎市役所】14:55 【JR南宮崎駅】12:14 日豊本線と日南線のほか宮崎空港線への直通列車が乗り入れ、1日当たりの乗車人員は1,962人(2015年度)。 【宮交シティ】12:36 宮交シティバスセンターとイオン南宮崎店が入るバスターミナルで、市内線などの各路線のほか、福岡、長崎、熊本、鹿児島への高速バスも乗り入れる。イオン南宮崎店は、店舗面積32,000㎡、地上1階から3階までを営業フロアとする商業施設。 【JR宮崎神宮駅】13:10 日豊本線が乗り入れ、1日当たりの乗車人員は537人(2015年度)。 【メディキット県民文化センター】15:08 【宮崎県立美術館】15:16 【宮崎県立図書館】15:25 【宮崎神宮】13:25 初代天皇「神武天皇」を主神とする神社で、孫の健磐龍命が神武天皇の神霊を鎮祭したのが始まりとされている。現在見られる社殿は、皇室からの下賜などから明治40年に竣工し、平成22年(2010年)に国の登録有形文化財に指定されている。 【宮崎県護國神社】15:33