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【ｻｲﾘｽﾀ位相】783系CM35+CM31編成(特急みどり/ハウステンボス)走行音 / JR-783 sound

Japanese train running sound and view in the car.(FUKUOKA/JR-Kyushu/Series783) JR九州の特急みどり/ハウステンボスで活躍する783系CM22+CM15編成の駅発着シーン、CM35+CM31編成の鳥栖→二日市間走行音です。制御方式はサイリスタ連続位相制御で、回生ブレーキも常用しているのが特徴です。 ・JR新形式第1号、魅惑のハイパーサルーン 1987年に国鉄が民営化されると、JR各社は地域の事情に合った新形式の設計に着手しました。JR九州においては博多を拠点に特急ネットワークを構成しているものの、西鉄バスなどの高速バスが勢力を伸ばし、車両も485系とあって特急のサービス改善が最優先課題でした。そこで1988年に登場したのが783系で、JR各社の中で最初にデビューした新形式となりました。軽量ステンレス車体にスマートな流線型前面、出入口を車体中央1箇所として1両をA/B室に分けたスタイルはとても斬新なもので、当時は「ハイパーサルーン」の愛称で大変なインパクトがあったのを記憶しています。1988年3月改正でまず有明として博多〜西鹿児島間にデビュー、翌年には9両貫通編成で先頭部を水色帯に変えたかもめ用編成が登場、有明・かもめともにカフェテリア営業もありました。787系が登場する1992年頃までが783系の全盛期で、2000年になるとみどり・ハウステンボス用に中間車に運転台取付改造を行い、現在に近い体制となります。2011年頃までは783系によるかもめ+みどり+ハウステンボスの3層建て列車が存在し、博多〜肥前山口間は5+4+4両の13両編成という九州最大級の長編成も見られました。近年中間車に廃車が発生していた783系ですが、2021年3月改正で特急本数削減で787系に押し出される形で783系に余剰車が発生しており、今後纏まった数の廃車が発生するものと思われます。JR九州の浪漫あふれる地図を広げた783系も、その活躍は長崎新幹線が開業する頃までになるでしょうか。今でも博多駅で783系を見かけると、30年前の心躍った光景が思い出されます。