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J.Brahms: Symphony No. 2 3rd movement (Horn Octet ver.) / J.ブラームス：交響曲第2番より第3楽章（ホルン8重奏版）

ブラームスの作曲した「交響曲第2番」の第3楽章をホルン8重奏に編曲しました。 演奏時間は、約5～6分です。 ●ブラームスの残した4つの交響曲 ブラームスは生涯で4つの交響曲を残しました。 苦悩から歓喜の第1番（ハ短調）、太陽のような明るさに満ち溢れた第2番（ニ長調）、優しくどこか瞑想するかのような第3番（ヘ長調）、晩秋のような第4番（ホ短調）。 私はどの交響曲、どの楽章も好きですが、特に第2番の第2楽章と第3楽章が好きでたまりません。第2番は、ゆったりとした3拍子の第1楽章（ニ長調）、快活な第4楽章（ニ長調）が印象に残りがちですが、間に挟まれながらも、第2楽章（ロ長調）では天上の幸福を、第3楽章（ト長調）ではどこか素朴なダンスを描いているように思えます。 ホルン8重奏への編曲のきっかけは、偶然、ブラームスの交響曲第3番から第4楽章（フィナーレ）のホルン8重奏編曲を吹く機会があったことです。第3番のフィナーレは他の楽章とはうって変わって激しい曲調で、なかなかホルン8台のアンサンブルでも一筋縄ではいかないような曲でした。 以前、ホルン8台という編成で、大好きな第2番の第2楽章をアレンジしましたが、続編ということで、今回は第3楽章のアレンジにも挑戦しました。 ●素朴なダンス 今回編曲した第3楽章は、「ト長調（G-Dur）」で進行していきます。随所にみられる装飾音符や、奇抜な位置でのアクセントを活かしつつ、ホルンアンサンブルでの豊かなハーモニーを表現しました。 主部はあまり早すぎない4分の3拍子です。メロディーの提示（オーケストラではオーボエ）とそれを支える分散和音（オーケストラではチェロ）があり、盛り上がっては退いてを繰り返していきます。 中間部①は速い4分の2拍子。スタッカートで楽しげな雰囲気を創り出していきます。掛け合いを経て、全奏でのフォルテ（f）となりますが長くは続かず、ピアニシモ（pp）にガラッと変化します。 主部が帰ってきました。ハーモニーが冒頭とは異なったところから再開されますが、すぐにト長調に戻ります。3連符を含んだ動きを伴いながら盛り上がりを見せるものの、すぐに退いていきます。 中間部②は速い8分の3拍子。中間部①のテーマの変奏となります。やや省略されつつも全奏でのフォルテが登場します。一度ピアノ（p）に変化し、急激なリタルダンド（rit.）をもって、主部に再度戻ります。 主部に戻ったものの、ト長調ではなく、半音低い嬰ヘ長調（Fis-Dur）になります。うねうね動きつつももとのト長調に戻ります。夢見心地のような響きを創りながら、フェルマータをはさみ、最後はピアノ（p）で静かに曲を締めくくります。 #ホルン #アンサンブル #brahms #hornensemble #ブラームス #horn #ensemble -------------------- アマチュアオーケストラにてホルンを演奏しています📯 ​高校の途中までピアノも弾いていました🎹 オーケストラやアンサンブル曲からいかがわしい着メロまで作曲・編曲します。 ホルンアンサンブルの多重録音にハマっております♬ 自作やアレンジ含め幅広く曲をご紹介できれば、と思います！ よろしくお願いいたします♬    / @nkaz5698