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【甲子園：新潟産大附属】亡き父と交わした約束の場所－甲子園で輝いた戸嶋翔人選手の夏【新潟】スーパーJにいがた8月16日OA

夏の甲子園で、県勢として7年ぶりの勝利をあげた新潟産大附属。その中に特別な思いで、試合に臨んでいた選手がいます。1番バッターの戸嶋翔人選手。憧れの舞台は、亡き父と交わした約束の場所でもありました。 新潟産大附属のリードオフマン・戸嶋翔人。パンチ力のあるバッティング、そして50m・5秒8の快足で、甲子園を駆け抜けました。 アルプスで母・麻里さんが掲げた遺影。息子を見守った父・康人さん。幼いころからいつも、一番近くで支えてくれる存在でした。 ■戸嶋翔人選手 「ずっと朝から晩まで付き合ってくれていたくらい野球が大好きでした。迷ったら強く振れ、全力でやれと言われていた。」 戸嶋が高校入学直前に他界。ある約束を交わしたといいます。 ■戸嶋翔人選手 「新潟県から甲子園に行けと言われて、甲子園に行ったら必ず1勝勝ってこいという約束をしました。」 お父さんと夢見た甲子園。この場所で成長した姿をー ■戸嶋翔人選手 「お父さんがこの球場で見てくれているんだなと、約束を胸に絶対に勝利に導きたい。」 初戦から、戸嶋が躍動します。同点の7回、先頭は戸嶋。お父さんの教えは「迷ったら強く振れ」。その教えを実践します。 そして甲子園、勝利まであとひとつ。 ■実況 「センターフライ打ちあげました！最後は戸嶋が捕りました！」 天国に、約束の1勝を届けました。 ■戸嶋翔人選手の母・麻理さん 「やったよお父さん、翔人頑張ったよ、『がんばったな！やったな！』といっていると思う。」 続く2回戦。切り込み隊長としてヒットを放った戸嶋。聖地で感じたお父さんの存在。 ■戸嶋翔人選手 「ずっと後ろにいるんじゃないか、ずっと支えてくれているんじゃないかと思いながらプレーしていた。」 試合は、意地を見せるも敗戦。それでも、お父さんとの夢を叶えた夏は、かけがえのない宝物です。 そして、柏崎市に戻った15日。学校で母・麻里さんに迎えられた戸嶋は涙が止まりませんでした。 ■戸嶋翔人選手 「家族を見たら、しかもここにお父さんがいたらと想像をしてしまって泣いてしまった。」 寮で生活している戸嶋にとって、久しぶりの実家。真っ先に向かったのは･･･ ■戸嶋翔人選手 「お父さんを第一に考えて、思いを込めながら拾ってきた。楽しかったよ、甲子園は夢の舞台のようで、お父さんにもずっと見てほしかったと思ってプレーしていたし、とにかく最高の場所でした。ここまでこれたのも、お父さんのおかげだと思うので、これからももっとお父さんに背中を押してもらって頑張っていくから、もっと応援してください。」 「(父は)この結果を胸に、より一層成長して、またここに戻って来いと言ってくれると思います。これから大学ではもっと上を目指して、プロ野球選手になれるような選手になりたい。」 2024年8月16日放送時点の情報です。 #甲子園 #高校野球 #新潟産大付 #新潟産大附 #アナザーストーリー #UX新潟テレビ21 #新潟