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【当時はクレーム】NTRの歴史【現在でも愛される】

今回はSKB社会コミュニケーション学部NTR学科講義「NTRの歴史」です。 革命的作品として今回取り上げたのは、 ◯イージーオー制作「うちの妹のばあい」 ◯MTSP(みとすぱ)のJIN作「橘さん家ノ男性事情」 ○TEATIME制作「ネトワクネトラルカレマチカノジョ」 の３つです。もちろんその他素晴らしい作品はありますが、それらについては今後NTRの各論にて語る予定です。 ◯2003年、メーカー「イージーオー」が作った「うちの妹のばあい」は、ジャンルとしては「お兄ちゃんシュミレーター」というものでした。 主人公はひょんなことから義理の妹が出来ます。 (エ◯ゲの妹は通常、血が繋がっていません) その後に両親が亡くなります。 (エ◯ゲの両親は通常、海外に行くか亡くなってしまいます) そして妹が思春期になり複雑な家庭環境から素行不良になってしまう…。というストーリーです。 動画内でも述べた通り、NTRの描き方が革新的で現在のNTRに大きく影響を与えていると思います。 しかしながら、NTRが流行っていなかった当時は、多くの「お兄ちゃん」の精神が壊れてしまいました。イージーオーさんは純愛と陵◯を描くのが上手だったそうなのですが、それを知らずにパッケージの可愛い妹の絵に惹かれて購入した「お兄ちゃん」は耐えられず、クレームが多かったようです。 のち2007年には「うちの妹のばあい純愛版」として、NTRシーンをなくしてアップデートするという対応を取りました。凄い反面、妹をアップデートというのが少し怖い気もします。 とはいえ元がNTRありなので、依然としてヒロインにちょっかいをかけてくるヤンチャ野郎がいたため、「純愛版だと油断したお兄ちゃんたち」はそう言ったヤンチャ野郎に対して敵意をむき出しにしていたようです。 素行不良な妹を気にかけ、ヤバい奴が寄ってきたら敵意をむき出しにする、そう言う意味では「お兄ちゃんシュミレーター」としては結果的に大成功なのかもしれません。 こういった経緯を踏まえ、イージーオーさんはその後は純愛路線に変更。以下の声明が公式ページで発表されました。 これまで弊社では純愛と陵◯をひとつの作品に混在させる作風を続けてまいりましたが、 　今後発売される新作は全て純愛のみの内容となります。 「幼なじみな彼女」「うちの妹のばあい0.5」におきましても、主人公以外の男性キャラが 　ヒロインを陵◯したり、エッチしてしまうようなシーンは一切ありません。 ポマードべったりのすだれハゲ教頭が自分の初恋相手を◯ませたり、 　ムカつく金髪野郎が大事な妹に◯薬を飲ませてぼっこり◯ませたり、 　弱いくせによく吠える怖い人が、これまた妹をぼっこり◯ませたあげく、 　その妹が出産までしてしまうというようなシーンはありませんので、 　ご注意ください。 ◯「橘さん家ノ男性事情」について 人気作品のため、前回の概論の際にこの作品のコメントもちらほらありました。優秀な学生さん達がいてくださってとても嬉しいです。 こちらに関しては、説明は不要でとにかく購入して読んでほしいという作品です。いまだに人気な理由がわかると思います。 サークル「MTSP」(みとすぱ)の「JIN」さんは平成28年熊本地震やその後のコロナ禍でのイベントの縮小や規制の影響で、活動を現在停止なさっています。 SKBクリエイター様とくに同人の方は、個人で活動なさっている方も多いため、環境の変化によって活動を辞めてしまう方も多いです。我々としては、人気・不人気関係なく、何か少しでもビビッとくるSKBがあったら、躊躇わずその時に応援してください。あなたが信じたSKBは、また新しいSKBに繋がり、あなたのSKBをさらに豊かにしてくれます。 ◯ネトワクネトラルカレマチカノジョは、エ◯ゲ雑誌などは「画期的」として取り上げられることがチラホラありましたが、動画で述べた通りサーバーが弱く大きいコンテンツにはなりそびれてしまいました。 しかし、熱狂的になったユーザーがいたようで、その方の話を紹介します。 好みの女の子をサーバーで見つけ、口説く ↓ 酔わせてみたら他の男(ユーザー)とのメールがあったのでそのユーザーに「俺の女に手を出すなハゲ」とメールし威嚇 ＆ 女の子に確認したらSKB経験は無いとのことなのでひと安心 ↓ 他の男に入られないように長時間プレイし初SKB、大勝利を確信。開放感に包まれつつ一旦中断し飯を食べる ↓ 飯から戻ってきたら別れようと言われ、他に好きな人がいるとのこと。 女の子「わたし…その人の所に行きます。その人の…彼女になります。ごめんなさい」 ↓ ブチギレ 以後、街の中をその女の子を探すために徘徊し、口説き続けるがフラれ続ける。 ↓ 反省。「あの時飯を食わなければ…」 以後、PCに張り付き廃人へ。 ネトワクネトラルカレマチカノジョをAmazonで検索すると、当時のNTR自体に対する評価のレビューを見ることが出来ます。ぜひ一度検索なさってみてください。 本講義はSKB社会コミュニケーション(3人以上の関係性に由来するSKB)学部の生徒には必修科目として2単位を付与します。他学部の生徒には人文・社会学系一般教養として2単位を付与します。 企画　:学長岩永 生徒　:山田ボールペン 撮影　:タケシゲ 編集　:ミキ サムネ:河村機械