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直付加工という自転車の美学

今回の動画は、ブラインドナットを用いてダボ穴を作って直付する内容です。 正直言って如何にも「後付けしました」感があるパーツをこれ見よがしに取り付けて「美しい」とか「格好良い」って思った事が無く、手抜きをしたのか妥協した結果こうなったとしか思えないが故に、メーカー自体が消滅して代替が効かない貴重なミニベロをもう一つの実験台(犠牲車)として作業しました。 ※本動画を見てフレームにダボ穴を作りたいと考えている方がいたら「冷たい水でも2〜3杯飲み、一旦冷静になってから以下を読んだ上で熟考して欲しい」。 貴方の自転車のフレームが、ブラインドナットをかしめる際に最低限必要な肉厚(今回の場合は0.5mm)を確保出来るのか？ ハイテン鋼のフレームや6000系アルミフレームで分厚い肉厚のMTBなら何とかなっても、当初からバテッド加工されているクロモリ鋼のフレームやCAA◯シリーズやア◯ースプリントの様に大径で薄っぺらい超軽量アルミフレーム、更に言えば高額なカーボンフレームやチタン合金製のフレームならフレームビルダーに相談し、施工して貰った方が安全です。 フレームの塗装を剥離した物を見れば判るかと思いますが、ロウ付け出来る鉄フレーム以外は基本的にかしめると同時に接着(多分二液混合の接着剤を使用)しています。 それからブラインドナットを装着したら、必ずボルトを取付けてフレームの剛性が少しでも下がらない様に対策し、定期的にブラインドナットを取付けた箇所のボルトを抜き差しして状態を確認してください。 フレームに歪みが発生すればボルトが抜けなくなったり、逆に締め込み難くなります。 ブラインドナットをご自身の手で装着した場合、フレームの価値としては無い(リセールの際に大切な安全性が確約出来ない以上は、査定すら出来ない)事故車相当の扱いになる事を『覚悟』された方が良いです。 最後に、作業された方は自転車使用中に如何なる事が発生しても「自己責任」となりますので、自転車を使用する際には毎回点検の上、異変が有れば絶対に使用しないでください。 #ミニベロ #直付加工　#ブラインドナット