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江戸東京写真帳114：日本橋浜町・人形町・小伝馬町・東日本橋

散歩写真スライドショー、都営新宿線の浜町駅から、＃浜町公園　に出て、清正公寺を見る。＃新大橋　、＃清洲橋　に行って、対岸の小名木川を見る。＃日本橋中洲金比羅宮　、＃浜町神社　を見て、日本橋蛎殻町、＃水天宮　に行く。日本橋人形町の＃松嶋神社　を見て、＃甘酒横丁　、＃へっつい河岸跡　、付近を見て回る。＃末広神社　を見て、大門通りを行く。＃旧川崎貯蓄銀行　を見て、日本橋本町に入って、＃宝田恵比寿神社　に行く。日本橋小伝馬町、日本橋横山町を通って、東日本橋の＃薬研堀不動院　に行く。東日本橋駅から帰る。 　浜町公園、1923年の関東大震災後、後藤新平の主導による帝都復興事業の一環として、隅田公園（台東区、墨田区）、錦糸公園(墨田区）と併せて計画、整備された。江戸時代、一橋徳川家、笠間藩主牧野氏、弘前藩主津軽氏、熊本藩主細川氏の下屋敷、明治期以降も細川家の邸宅があった。公園内に、広場のほか、加藤清正を祀る清正公寺がある。文久元年（1861）に熊本藩主細川家によって屋敷内に勧請され、明治期以降「加藤神社」、「浜町清正公堂」と称され、細川家所有であった頃から一般参拝が許された。今では、デイキャンプ場や運動広場、中央区立総合スポーツセンターがある。貴重な緑地スペースとされる。 　新大橋、元禄6年（1693）、隅田川3番目の橋、「大橋」とよばれた両国橋に続く橋として「新大橋」と名づけられた。江戸幕府5代将軍、徳川綱吉の生母、桂昌院が、江戸市民のために、架橋を将軍に勧めた。当時の橋は、現在よりも下流側で、西岸の水戸藩御用邸と、東岸の幕府御用船の係留地を橋詰とした。当時、深川に芭蕉庵を構えた松尾芭蕉が「初雪やかけかかりたる橋の上」「ありがたやいただいて踏むはしの霜」と詠んでいる。何度も破損、流出、焼落して、その回数は20回を超えた。幕府財政が窮地に立った享保年間に、幕府は橋の維持管理をあきらめ廃橋を決めるが、町民衆の嘆願により、橋梁維持に伴う諸経費を町方が負担することで、延享元年（1744）に存続を許された。維持のために橋詰にて市場を開いたり、寄付などを集めるほかに、橋が傷まないように高札が掲げられ、「此橋の上においては昼夜に限らず往来の輩やすらうべからず、商人、物もらひ等とどまり居るべからず、車の類一切引き渡るべからず」とされた。1885年（明治18）、西洋式の木橋として架け替えられ、1912年（明治45）、ピントラス式の鉄橋として現在の位置に生まれ変わった。竣工後、市電が開通し、アールヌーボー風の高欄に白い花崗岩の親柱など、特色あるデザインが見られた。歌川広重が、最晩年に描いた名所江戸百景に、新大橋は「大はしあたけの夕立」としてある。ゴッホが影響を受けたとされ、日本橋側から対岸を望んだ構図である。「あたけ」とは、新大橋の河岸に幕府の御用船係留場があって、最大の安宅船、御座船安宅丸（あたけまる）にちなんで、そう呼ばれていた。また斎藤月岑の江戸名所図会に「新大橋 三派（みつまた）」として描かれている。「みつまた（三派、三股、三俣）」とは、新大橋の下流で隅田川が中州によって分流する地点が、「汐と水とのわかれ流るゝ所故に」別れの淵と呼ばれ、月見の名所として知られていた。 　清洲橋、震災復興事業として、永代橋と共に計画された。「帝都東京の門」と呼称された永代橋と対になるように「震災復興の華」とも呼ばれた優美なデザインである。主導したのは帝都復興院、橋梁課長の田中豊で、永代橋はアメリカ人技術者の助力を得たが、清洲橋は日本人だけで設計、建設した。耐久性の確保に力を入れた（1922年のワシントン海軍軍縮条約で余剰が見込まれた事情もある）。ドイツのヒンデンブルク橋（大吊橋）をモデルにする（その橋は、現在は吊橋ではない）。「中州の渡し」という渡船場があった。 　小名木川、1590年頃、徳川家康は、兵糧として、塩の確保のために行徳塩田（千葉県行徳）に目を付け、行徳から江戸湊（日比谷入江）までの江戸湾（東京湾）北部は当時、砂州や浅瀬が広がり、船がしばし座礁するため、沖合を迂回した。小名木四郎兵衛に命じて、行徳までの運河を開削させた。その後、塩以外の品物の運搬や、成田参詣客なども運ぶようになって、行き交う物量が増大した。1629年、利根川東遷事業と併せて拡幅され、小名木川と旧中川、新川の合流地点に「中川船番所」が置かれた。新川、江戸川、利根川を経由する航路が整備され、近郊の農村で採れた野菜、東北地方の年貢米などが行き交う大航路となった。同時期に川の北側が、深川八郎右衛門により開拓され深川村になった。慶長年間に、川の南側が埋め立てられ海辺新田となり、以降江戸時代を通じて埋め立てが進んだ。やがて小名木川を中心に竪川や大横川、横十間川、仙台堀川などの整備が進んだ。 　日本橋中洲金刀比羅宮、天明3年（1783）創建、隅田川往来の船人の守護神として、また商家、とりわけ飲食遊芸を職とする大衆の信仰を集めた。明治維新後、村社に列格、茂森神社を境内へ遷座する。 　浜町神社、再開発されたトルナーレ日本橋浜町の敷地内にある。安政年間に徳川幕府から島津家へ土地の引き渡しがあり、土地に祀られていた天明年間に創始と云われる稲荷を島津稲荷として崇敬してきた。関東大震災後、浜町神社を改称しした。 　日本橋蛎殻町 昔、漁師の小網の干し場であり、牡蠣の殻の堆積した海浜であった。 　水天宮、中央区日本橋蛎殻町にある。久留米藩主、有馬頼徳が港区赤羽の藩邸内に久留米の水天宮の御分霊を、文政元年（1818）勧請して創建した。藩邸の移動に伴い、青山への遷座を経て、明治5年当地に遷座した。日本橋七福神の弁財天、下町八社巡りの一社。 久留米の水天宮は、700年程前に創建され、壇ノ浦の戦いで敗れた平家の女官の一人が、源氏の目を逃れ久留米付近に落ち延び、一門と共に入水された安徳天皇、建礼門院、二位の尼の霊をお祀りしたのが創めである。江戸時代、庶民は普段参拝できず、門外より賽銭を投げて参拝した。縁日に限り藩邸が解放された。当時、参拝の妊婦が鈴乃緒のおさがりを頂いて腹帯として安産を祈願したことから広まった。賑わいを表す流行り言葉に「なさけありまの水天宮」という洒落言葉があった。 　松島神社、創建年代は、口伝によると鎌倉時代の元享（1321）以前に、柴田家の祖先が下総の国からこの小島に移り住み、邸内に諸神を勧請したという。天正13年（1585）に邸宅を公開した際、島内が松樹鬱蒼として、松島稲荷大明神と称され、江戸時代に松島町と名付けられた。日本橋七福神の大国神。 　日本橋人形町 江戸時代、多くの人形師が住んで、人形を作り売る店が並んでいた。 　甘酒横丁、中央区日本橋人形町にある。「甘酒横丁」交差点から「浜町緑道」との交点、または中央区日本橋浜町の清洲橋通りに所在する明治座に至る商店街通りが甘酒横丁と呼ばれる。明治座側は、浜町緑道との交点から「明治座通り」との愛称がつけられ、浜町公園に至る。近傍の人形町界隈は、中村座や市村座がかつて所在し、江戸歌舞伎発祥の地の一つとされる。明治座を訪れる観劇客の動線上にある商店街として、商店や飲食店が建ち並ぶ。東京都内では唯一となった葛籠の製造販売店が所在する。 　今半、 1895年（明治28）、本所区吾妻橋の牛鍋屋として創業して浅草へ移った。その後、龍宮をイメージした豪華な店舗を建て、人々をあっと言わせた。新店舗は木造3階建て、店内に客用の風呂も設けられ、湯口はライオンを模した。和洋中の料理が取り揃え、金製のすき焼き鍋も用意された。「今半御殿」と異名が付き、絵葉書も作られた。永井荷風は訪れて「断腸亭日乗」に書き記している。当時、関東地方で唯一の政府公認食肉処理場が芝区白金今里町（白金台）にあり、ここから肉を仕入れていたことで、「今様」という語句に由来する。今里町の食肉処理場から肉を仕入れていた店は、店名に「今」の字を付けることが多かった。 　末廣神社、江戸初期、吉原（葦原）があった当時の地主神、産土神として信仰され、明暦の大火で吉原が移転してから、跡地の難波町、住吉町、高砂町、新泉町の四ヶ所の氏神として信仰された。日本橋七福神の毘沙門天。社号の起源は、延宝3年、社殿修復の際、中啓（扇）が発見され、悦び祝って末廣の二字を冠した。 　大門通り、江戸初期、幕府公認の遊廓である吉原が人形町通り東側にあった。 　日本橋本町、江戸時代、江戸本町の名称で、江戸を代表する町であった。徳川家康の江戸入府以前は、福田村、洲崎とも呼ばれた。1590年（天正18）に町地として開発され、寛永の頃に、京大坂より大店が進出し商業地域として発展を遂げた。本町という町名は、江戸で初めに造られた町という意味である。一丁目から四丁目まであり、江戸時代に薬種問屋や呉服屋をはじめいろいろな商店が集まった。 　宝田恵比寿神社、徳川家康江戸入府以前は、宝田村の鎮守社、江戸城拡張により、村の移転を命ぜられた。当地は金銀為替、駅伝、水陸運輸と重要な役割を担い、賑わった。御神体の恵比寿神は、運慶作と伝えられ、徳川家康から下賜されたという。日本橋七福神の恵比寿神。東京の風物詩である「べったら市」は、商売繁盛を願う商家にとって欠かせない行事となっている。 　日本橋小伝馬町、江戸時代、旅人宿の多い賑わった町で、繊維問屋や金物問屋も多く連なった。江戸幕府が設置した牢屋敷、伝馬町牢屋敷があった。 　日本橋大伝馬町、日光奥州街道で賑わいを見せた。神田祭などの筆頭氏子町会として山車を引いた。現在はオフィス等が連なる。江戸最大の繊維問屋街として、往時「木綿店」と通称された一角に、木綿問屋が74軒あった。 　日本橋横山町、横山町大通りの一部が、日光奥州街道に当たり、近隣に投宿する旅人向けの小間物問屋、紙煙草入問屋、地本双紙問屋等（出版業）が軒を連ねていた。御用花火師であった鍵屋も所在した。 　＃矢之庫稲荷神社　、中央区東日本橋にある。江戸時代、近隣に幕府の米蔵が建って、谷野蔵、矢之倉と称され、倉の鎮神として3社を合祀した三社稲荷神社が祀られていた。元禄11年（1698）に蔵は移転し、三社稲荷も遷座したが、三社稲荷を惜しんで、新左衛門稲荷、福富稲荷が、初音森神社に合祀して、谷野蔵稲荷は、矢之庫稲荷となった。 　薬研堀不動院、真言宗智山派。川崎大師平間寺の東京分院。天正13年（1585）、豊臣秀吉による根来攻めに際、根来寺の大印僧都が、不動尊像を背負って東国へ逃れ、当地に創建した。関東三十六不動21番札所、御府内八十八ヶ所霊場23番札所。 　薬研堀、正保年間、矢ノ倉と称する米蔵が置かれ、矢ノ倉に至る入堀として開削された。1698年（元禄11）、米蔵が火災を契機に築地に移転すると、1771年（明和8）、大半が埋め立てられた。町屋が起立し、薬研堀埋立地と称された。医者が集住し、医者町と通称された。七味唐辛子の発祥地である。 　ニコンZ6レンズ24-200ｍｍ　使用する