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芸術の秋！陶芸のまち“美山”へ（2023年10月20日放送）

美山は「薩摩焼の里」として、陶芸が盛んな地域、芸術の秋にピッタリです。今回はそんな美山をぶらり散策してきました。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 日置市美山 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 鹿児島市から車で約30分。 薩摩焼の県下最大の産地として9つの窯元が立ち並び、風情ある街並みが広がっています。 薩摩藩17代藩主・島津義弘公が、朝鮮出兵の際に陶工 職人約80人を連れて帰り、その内40人が今の美山に移り住んで窯元を開いたのが、薩摩焼の始まりとされています。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 沈壽官窯 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 薩摩焼宗家・沈壽官窯の歴史は、425年。 薩摩焼には、白薩摩と黒薩摩があり、鹿児島県を代表する伝統工芸品です。2002年には、「国指定伝統的工芸品」に指定されました。 現在は15代目の沈壽官さんが、伝統を守っています。 ちなみに、白薩摩は大量に製造することが難しく、御用品とされていますが、逆に黒薩摩は、大量に製造できるので、庶民が使うものとされています。 沈壽官窯では、実用品から装飾品まで多彩な作品を生み出し、 国内外で高い評価を受けています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 沈壽官窯 住所　日置市東市来町美山1715 電話　099-274-2358 https://chin-jukan.shop-pro.jp/ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 沈壽官茶寮 美山 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 体に優しい薬膳料理を提供するお店です。 メインのスープをいただきます。 スープは、良質なコラーゲン・ アミノ酸を多く含んでいるそうです。 使っている器は、もちろん「薩摩焼」です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 沈壽官茶寮　美山 住所　日置市東市来町美山1713 電話　099-201-3206 https://www.instagram.com/chinjukansa... ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 緋色窯 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 美山唯一の女性の窯元です。 ​陶芸家の川原久美子さんは、18年前に、鹿児島市から移り住んできました。 作品の制作中にお邪魔しました。 自分の体ほどの大きな薪まき を持ち上げ、穴窯の中に入れていきます。 この作業を、30分おきに70～80時間行います。 寝る間を惜しんで行うそうです。 川原さんが作る緋色の作品を、実際に見せてもらいました。 緋色とは、黄色みがかった鮮やかな赤色のことです。 偶然から生み出される、​白と緋色のグラデーションを楽しむ。 これが、緋色の器の醍醐味です。 粘土をひもで半分に切って、 使いやすい大きさにします。 早速、ろくろを回していきます。 水をつけて粘土を滑りやすくし、成形しやすい様にするんだそうです。 まずは、カップの底の部分を作っていきます。 続いて、カップの側面を均等な力で上に伸ばしていきます。 回し続けること、約10分。 最後は、なめし革で茶碗のフチをキレイに仕上げます。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 緋色窯 住所　日置市東市来町美山410-1 電話　090-3606-3623   / hiirogama   ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 美山クラフトウィーク 28日の土曜日から、9日間行われます。 毎年多くの人が訪れて、美山のまちが賑わいます。 ぜひご家族そろって、秋の美山を楽しんでみてはいかがでしょうか。 https://www.city.hioki.kagoshima.jp/k...