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幽と花残月／初音ミク

3年以上前に作った曲です 盲目少年の想像の詩です。 何気ない言葉や情景も大切な人から貰ったものなら図らずも大切にしてしまう。 晴れた 街を歩いた 幽霊 みたいな影と 夏が急く日に寝そべり 木漏れる ’夜に’憶う 冷えた手のひらが 頬を伝うまま 君が 覗く頭上には いつも 藍が差している ほら、夜が咲いていく このまま君を見つめて 瞳の深さに溶けて このまま朝を濁したら 僕はきっと逝けるのだ 晴れた 街を眺めた 幽霊 みたいな君と 胸が空くほどに描いた 溢れる 春が染まる ただ、青が咲いている このまま 君を見つめて 記憶の隅に浸って このまま夜が明けるなら 君はきっと消えるのだ 僕はずっと遺るのだ このまま月の向こうへ 何も見えないままで 盲いた眼に光が 差す日をただ待って この眼で君を見たいのだ 蒸せる夏の青さも その眼で見た全てを いつか僕も見たいのだ 君が逝ったその日すら