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お召し列車専用機 EF58形61号機 鉄道博物館 常設展示開始

1953年に、お召し列車専用機として日立製作所で製造された、EF58形61号機。 他のEF58とは異なり、正面だけでなく側面にもステンレス製の飾り帯が取り付けられ、塗装もぶどう色2号から、1966年に赤みがかった「ため色」に変更されました。 また国旗掲揚装置、前後運転室間の連絡用伝声管、供奉車との間の連絡電話回路等が取り付けられています。 60号機も専用機として、同様の仕様で東芝で製造され浜松機関区に配属されましたが、5年ほどで61号機が本務機、60号機が予備機という役割となり、1984年に廃車されています。 61号機は国鉄分割民営化時にJR東日本に引き継がれ、主に臨時列車や団体列車の牽引機として活躍しました。 お召し列車についても引き続き牽引しましたが、E655系の登場により、2001年の運転を最後に終了しています。 2008年の台車検査で主台枠に亀裂が生じているのが発見され、4月1日付けで休車となりました。 長らく東京総合車両センター内の御料車庫で保管されていましたが、2022年9月に大宮工場へ陸送され、10月30日より鉄道博物館での常設展示が始まりました。 なお、現在取り付けられている日章旗の装飾は、2週間程度で一旦外されるようです。 https://tetsudo-shimbun.com/article/t...